主に学部生向けですが、ウェブ上のものを整理してみました。
*記事
スクオッターの生活実践(シノドス 2013.9.12)https://synodos.jp/opinion/international/5455/
地域社会から学ぶスポーツ社会学(いいねHokudai 2015.9.17)https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/article/4646
Boxing, Evictions and Poverty in the Philippines (Spotlight on Research 2018.6.11)https://www.global.hokudai.ac.jp/blog/spotlight-on-research-boxing-evictions-and-poverty-in-the-philippines/
癖・個人・社会(トイビト 2020.4.1)https://www.toibito.com/toibito/articles/癖個人社会
車中の会話——もうひとつの聞き取り空間(トイビト 2023.2.10)https://www.toibito.com/toibito/articles/車中の会話もうひとつの聞き取り空間
『ローカルボクサーと貧困世界〔増補新装版】』刊行記念スペシャル鼎談(with 津村記久子さん+藤原辰史さん、2024.3.1)
前編 ボクサーになることhttps://web.sekaishisosha.jp/posts/8007
後編 関係を清算しない社会https://web.sekaishisosha.jp/posts/8008
『エスノグラフィ入門』刊行記念対談(with 伊藤亜紗さん、2024.9.19)
前編 フィールドワークのからだhttps://www.webchikuma.jp/articles/-/3699
後編 時間のフィールドワークhttps://www.webchikuma.jp/articles/-/3700
*ポッドキャスト
第65回ブック・ラウンジ・アカデミア インタビュー『タイミングの社会学』https://podcasters.spotify.com/pod/show/bookloungeacademia/episodes/65-e27fjkm/a-aa64p5v
代官山ブックトラック160「著者に聞く:『タイミングの社会学』」https://open.spotify.com/episode/6tC89qhmhHuVdgbAQLEpZI
*YouTube
関心と研究のあいだ ―人生をかける「問い」はいかにして生まれるのか(トイビトYouTube 2021.7.7)https://www.youtube.com/watch?v=V3L0SE3NwBY
タイミングの社会学とは何か・前編(トイビトyoutube2021.8.22)https://www.youtube.com/watch?v=zcjRBCfM9pQ&t=15s
タイミングの社会学とは何か・後編(トイビトyoutube 2021.8.22)https://www.youtube.com/watch?v=ugXbpRRYlcM&t=2s
フィールドとは何か―民俗学、人類学、社会学の視角から(トイビトyoutube 2022.6.17)https://www.youtube.com/watch?v=1d7d7cxh4y0
7月12日から今日まで、フィリピンに行ってきました。国際交流基金の東南アジアにおけるケアを考えるプロジェクトの現地調査で、伊藤亜紗さん、写真家の長島有里枝さん、それに国際交流基金の吉村周平さんと白崎吾朗さんと私の5名が日本から渡航し、現地で国際交流基金マニラ日本文化センターの鈴木勉さん松田英亮さんとカルロスさんが合流して、いろいろな場所を訪ねてきました。
パラニャーケ市のエロルデ・ボクシングジムと闘鶏場およびその周辺に広がるコミュニティを訪れたり、パヤタスの教会の取り組みについて訪ね歩いたり、海外出稼ぎ者の支援をするCenter for Migration Advocacyで議論をしたり、小説家ショニール・ホセの書店であるSolidaridadに行ったり、さらにバギオでアーティストたちの活動に学んだりと、盛りだくさんの6日間でした。僕は全日程が終わってから、1日だけ延泊させてもらって、エロルデジムに泊まって、ボクシングをして、さらに夜中にずっとビリヤードをやったのも最高の時間でした。
充実した調査旅行でした。朝から晩までみんなで各地を移動して、食事をしながらも議論するといった濃密な時間でした。
いろんなことを感じた1週間でしたが、自分にとっては、バンで移動中の「車中の会話」がとても印象に残っています。メインの調査とは違う、移動中の時間なのだけど、そういう「隙間の時間」は、多くのものを与えてくれるように思います。バンの座席の前と後ろで、伊藤さんとたくさん雑談をしたけど、とても楽しかった。
石岡 丈昇(いしおか・とものり)
1977年岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院教育学研究院准教授を経て、現在、日本大学文理学部社会学科教授。
フィリピン・マニラを主な事例地として、社会学/身体文化論の研究をおこなっています。「からだひとつ」で生きている人びとの世界から、現代社会を捉え返す視座を探究しています。具体的には、ボクサーや肉体労働者、さらには家政婦などケアワークに携わる人の日常をエスノグラフィーとして記すことをおこなっています。
単著『タイミングの社会学:ディテールを書くエスノグラフィー』(青土社、2023年:紀伊國屋じんぶん大賞2024 第2位)、『ローカルボクサーと貧困世界:マニラのボクシングジムにみる身体文化』(世界思想社、2012年:第12回日本社会学会奨励賞、増補新装版 2024年)、『エスノグラフィ入門』(ちくま新書、2024年)、共著『質的社会調査の方法:他者の合理性の理解社会学』(岸政彦・丸山里美との共著、有斐閣、2016年)、訳書ロイック・ヴァカン『ボディ&ソウル』(新曜社 2013年)といった著作があります。
Research map
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連絡先
電話 +81-(0)3-5317-9713(日本大学文理学部社会学科事務室)
Eメール ishioka.tomonori[at]nihon-u.ac.jp【atを@に変えてください】
郵便 〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
日本大学文理学部社会学科 石岡丈昇研究室